オートレース コラム

クラッチの話

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先輩の松尾選手のツイートからの引用です。

4月1日付けですべての選手がこのFCC2型クラッチへ移行します。

と言うことで旧型( FCC1型)と新型( FCC2型)の比較をして今後のオートレースのスタートがどんな感じで変わるのか検証してみたいと思います。

まず外観ですが、旧型は

とこんな形の形状をしています。

あまり車体の左側を見る機会が無いと思うので4月までは、この銀色のクラッチをつけている選手をみたら

「おっ?旧型!」

という認識になるはずです。ぜひ車体を左側から見た時に違いをご覧ください。

ただし、多くの選手が新型クラッチに移行しているので、この銀色のクラッチの選手を探すのは結構難しいです。ぼくの周りでも少なくなっています。

では、これ何が違うの?

旧型→新型の表記で列挙していきます。

外観        銀色  →  黒色

スプリング     6本  →  5本

フリクションディスク 3枚 →  6枚

クラッチ板     4枚  →  5枚

スプリングの強さ  1種類 →  3種類

耐久性      弱い   →   強い

とこんな感じです。

新型クラッチはスプリングの強さを自分の好みに調整して使います。強さの違う3種類のがあるのでその中から自分のフィーリングにあったものを使い、さらにフリクションディスクの容量の増加に伴って、スタート時の出足やスタート後の伸びが変化するようです。

ぼく自身旧型クラッチは2級車の時に試したきり、1級車では一度も使っていないのでこんな感じの説明しかできず申し訳ありません。

使っていた当時はスタート練習が2回も行けば煙を吹いていたので、あまり練習もできませんでした。

これが耐久性の問題です。

旧型はフライングがあったときに新型と比べて脆い傾向にあります。

よくスタートして煙を吹いている選手がいると思いますが、これです。クラッチが熱をもって焼けてしまっています。

これでレースにならず、泣いた選手も数多くいるはずです。その点新型クラッチは何度もスタートを練習しても煙を吹くことはありません。明らかに半クラッチが長かったりすれば別の問題ですが、多くはこの問題をクリアしています。

次にフリクションディスクの容量増加に伴ったスタート直後やスタート後の変化です。

旧型から新型に変えて多く聞いたのが

「手をパッと離せない。半クラをつかう」

です。1級車で旧型でスタートを切ったことがないのでなんとも言えませんが、この「パッと離せない」「半クラを使う」はキーワードとして何人もの選手が使っていました。

ちなみに大月渉は新型クラッチでスタートして3度ほどスタート事故というのをやっているのですが、

「パッとはなしてひっくり返った」

と言う形の落車をしています。まさに、これです。

クラッチを早く繋ぐ為には手を早く離さなくて行けません。でも繋がりすぎれば前輪を浮かせてしまいます。逆につなぎすぎず出ていかないと言うものあります。

このように新型クラッチは旧型に比べてクラッチミートに繊細さが求められるようになりました。

長くなりましたが、この3月で多くの選手が新型へ移行しました。

「最近この選手スタート上手くなったな」

とか

「スタートしてからすごい伸びる!!」

なんていうのがここ数ヶ月はみて取れるかもしれません。

逆もまた然りですが、旧型から新型への移行があり、少しの間でスタートが変わるはずです。

今後もスタートに注目してください。



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